大学通信教育とは

英語では通信教育のことを指す言葉にDistance Learning というのがあります。これは「遠隔学習」 と訳されます。これはインターネットを利用したプログラムや、郵便などの通信形態のみを利用する学習も含むものです。英語圏では形態によってIndependent Study や Correspondence study などと呼ばれることもあり、さまざまな分野の学位取得が可能となっています。

大学通信教育は文部科学省に認可された教育課程ですから、卒業後は通学課程と同様に学士の学位を取得することができます。 通信教育の優れた面は、学びたい人が仕事と学習を両立させながら、生涯を通じて学べるところです。入学に際しては試験を課されることもなく、書類選考のみで入学を許可されることにも表れています。地理的、経済的理由等で大学進学を断念せざるを得ない人にとって、進学の可能性を与えてくれる画期的なシステムといえます。

最近では全国各地の大学で通信課程が設置されています。大学によって開設されている学部や学科が異なるので入学前に自分の目的にあっているかよく検討しましょう。大学によって、あるいは学科によって第二外国語の履修が不要であったり、卒業論文作成を必要としない場合もあります。卒業にこぎつけるためには、学校の知名度だけに左右されることのないよう、スクーリングの開講地、頻度などあらゆる側面から検討することをお勧めいたします。

 

通信制大学院について

現在は通信制大学院でさまざまな研究ができる環境が整っています。英米文学、英語学などの文系だけでなく、理系の専攻科までとその範囲は広がってきました。早くから英米文学・英語学・英語教育の研究科を設置したところでは、日本大学総合社会情報研究科文化情報専攻(以下日本大学)、佛教大学大学院文学研究科英米文学専攻(以下佛教大学)、名古屋学院大学外国語学研究科英語学専攻(以下名古屋学院)などを挙げることができます。日本大学では修士課程(博士前期)と博士課程(博士後期)、佛教大学と名古屋学院では修士課程が設置されています。それぞれ研究科名が異なるので取得学位名は変わってきますが、いずれの大学でも取得可能な免許は中・高英語科専修免許となっています。佛教大学では英米文学(詩・劇を含)・英語学・英語教育の主要3分野、名古屋学院大学はでは英語学を中心に英語教育、英米文学など、また日本大学では英米文学、英語教育の研究が中心にとなっているようです。佛教大学では修士論文は英語で執筆することになっていますが、名古屋学院のように日本語、英語のどちらで執筆してもよいところもあります。志願する前にこのようなこともあらかじめ調べておくとよいでしょう。

通信制大学院は通信制大学と異なり入学に際して選考試験が課されます。たいていの場合は入学志願時に研究計画書を提出し、続いて専門試験を受けることになっているようです。また大学卒業後一定の期間が経過している場合に英語の試験を免除している大学院もあります。または試験に辞書の持ち込みが可能となっていることもあります。いずれにしても一次選考で専門試験、第二次選考で面接試験というのが一般的でしょう。専門試験では英語の能力(英作文など)や英語学あるいは英米文学についての知識が問われ、専門試験の合格者のみが面接試験を受けることになります。合否は専門試験成績と面接試験評価を総合して判定されます。要件が変更になることもありますので、必ず公式ホームページなどで確認して下さい。