どの科目からレポートを作成するか

通信授業ではレポートの作成が大変重要になってきます。入学したらすぐに取り掛かりたいものですが、最初のレポート作成にはなかなか時間がかかるものです。考えてばかりでは先に進みませんから、とにかく手をつけることが肝要です。時間ばかりだらだらかけて仕上げたレポートよりも、手際よく短時間で仕上げたレポートのほうが実際は評価が高かったりすることもあります。

レポート作成にあたっては、基本的に配本されたテキストを使うようにします。参考文献や資料などはたいての場合必要になることはありません。しかし特に興味をひかれることや、自ら深く掘り下げて学習したいというのであれば文献にあたることは有用です。一般教育科目、総合教育科目、保健体育抗議(大学によって呼称は異なります)などは「広く浅く学習する」 と割り切って考え、専門教育科目で「深く専門的な学習」をめざしましょう。まずは課題をみてやりやすいものからはじめましょう。

 

外国語科目(英語)のレポート作成

英語のレポート作成はだれもが敬遠するところですが、英語の苦手な人はいっそのことスクーリングのみで単位を完成することをお勧めします。大学によって異なりますが、演習科目は受講制限がある場合があるので一度のスクーリング時期に何単位分までの講義を受けられるかを事前に確認して下さい。英語の基本的な文法がわかる学生はレポートを作成し、科目試験を受けるほうが効率がよいので、ぜひ挑戦してみて下さい。

 

専門教育科目のレポート作成

専門科目になるとレポート作成に時間がかかったり、科目修得試験が難しいため単位をとるのが難しいものが多くなってきます。私が卒業した日本大学では特に「英文法」、「英語音声学」、「英語史」など、これら3科目はレポートがなかなか合格しないことでよく知られていました。中でも「英語音声学」ではレポートを3、4度と再提出させられることもまれではありませんでした。このような科目にあたったら、場合によってはスクーリング受講での単位修得に変更したり、あらかじめレポート合格までに時間がかかることを勘案し、できるだけ早めにとりかかっておく必要があるでしょう。

 

レポート作成の実際

レポート作成にはテキスト全体を熟読し、その上で課題についてレポートを作成するというのが基本的作成方法であるのは言うまでもありませんが、そのようにしていては時間がどれだけあっても足りません。「建前」はさておいて、実際にあまり時間をかけずにレポート作成していく方法を説明します。しかし、単なる「レポート作成作業」にならないよう内容は理解するよう努めて下さい。

かつて日本大学で実際に出された「文学」の課題 「文学における言語の効用」 を例にレポート作成法を説明します。

1. まず「文学」の目次を開き、課題に関係しているところを探します。ほとんどの場合すぐに見つかる。
2. 関連個所を見つけたら、どこからどこまで課題について書かれているか範囲を特定する。
3. 特定した範囲の中にいくつ段落があるか数えておく。
4. 原稿用紙の制限字数2000字を段落数で割ると、一段落あたり何文字ほどにまとめなければならないかが決まる。例えば10段落あるとすれば1段落あたりの目安は200字となる。
5. 段落ごとに重要な部分をマーカーで線をひいておく。
6. マーキングしたところをつながるようにワープロで入力し、文章の言葉に置き換えながら修正していく。語順、文章の前後を入れ替えたりして整形する。
7. すべての入力が終わったら、ここで初めて全体を通して読んでみる。読みながら不適切なところがあれば再度を訂正する。ワープロの機能で文字数をカウントし、ほぼ2000字に調整する。
8. プリントしたものを見ながら原稿用紙に清書。文字数を確認しながら句読点などでも調整する。

 

レポート作成のポイント

 1. 基本的にはテキストのみを使う(必要があれば参考文献にもあたる)。
2. あまりに堅い文体は避けるが、逆に幼稚になりすぎないようにも注意する。
3. 1通のレポート作成に時間をかけすぎないようにし、卒業までの長いスパンを常に考えてコンスタントに提出する。
4. レポートの制限文字数内におさめる。大過ぎ、少な過ぎのどちらも避ける。