最近は「話す英語」が注目され,ちまたには英会話スクールがあふれています。このように「英会話」が脚光を浴びる反面,「英文法」の大切さが忘れられているようです。よく「英語を話すのに,英文法はいらない。」とか「ネイティブスピーカーの子供のように英語のシャワーを浴びていれば英語を話せるようになる」ということを耳にします。これは幼い子供には効果的かもしれませんが,中学校入学とともに英語学習を始めた多くの方にはあまり効果がないと考えています。多くの方にとって英語理解への最短の方法は文法の学習以外にはありません。しかし忘れてはならないのは「英文法」の学習は英語学習全体の中の一部分でしかないということです。文法偏重や会話偏重になるのではなく,バランスのよい学習をすることが重要です。

かつての学校教育は文法偏重であったといわれていましたが,実は文法学習に偏りすぎていたというよりは,ただ単に会話力を養う学習が足りなかったのではないでしょうか。学問としての英語は英語学(統語法・語用論・意味論・音声学・コミュニケーションなど)と文学(イギリス文学・アメリカ文学など)に大別されますが,私達が一般的に考える「英語」とは「読む・書く・話す」の3つの力にほかなりません。この3つの力すべてをバランスよく身につけることが重要なのです。

15のルール

英語の文章を理解するには文型の理解が必要です。しかし,その目的は「5文型の理解」 ではなく,5文型の理解を手段として,英文を 「正しく理解する」 というのが真の目的です。そのためには,英単語の品詞を確実に見分け,それらがどのような働きをしているかを理解する必要があります。英語の構造が理解できれば,英文を勘にたよらず論理的に和訳することができます。

当サイトでは,日本大学教授であった古谷専三先生が 「英文論理的に正しく訳し,論理的に正確な英作を行うこと」 を目的に,9つの基本ルールを覚えるだけでほとんどの英語の文章が正しく理解できるようにと創案した教授法「古谷メソッド」をもとに英文法を解説しています。古谷メソッドの9つの基本ルールに,さらに6つのルールとまとめを付け加え「15のルール+まとめ」というかたちにしました。

英文法ノート

英語の基本文法については15のルールでほぼ理解いただけけると思います。しかし時々基本英文法だけでは理解し難い問題にぶつかることがあります。そこで15のルールのほかに説明が必要だと感じたことを英文法ノートとして記しました。今後も必要に応じて追記してまいります。

英文法用語

よく使われる英語の用語を表にまとめました。一般的な英和辞書にでてくる語を中心に示し,主な英語略語も付記しました。また英文法で使われる語の定義についての説明もあります。

英文法FAQ

よく質問のあるものなどを中心にFAQの形にまとめました。

日本語訳早見表

5文型のうち訳しにくいものを中心に,和訳のヒントを一覧にしました。すべてがきっちりと適合するわけではありませんが参考程度にはなるでしょう。また必ず辞書で自分なりに確認することが大事です。