不定詞は名・形・副の3種の働き

英文法上で不定詞は、その働きから名詞用法・形容詞用法・副詞用法の3つに分類されます。もともとの動詞の性質もっているので、補語や目的語をとったり、副詞によって修飾されます。また必ず意味上の主語をもっています。不定詞は「~こと、~ため、~の」などと訳されますが、その訳からのみで何用法であるかを特定せずに、どの語句(文)を修飾しているのかも合わせて判断することが英文法の基礎を身につけるカギです。

1. 名詞用法

名詞の働き6つのうち形容詞の目的語を除く5つの働きを下に示しました。通常は主語・自動詞の補語・他動詞の目的語の3つの働きがほとんどです。

1)主語として

To study French is very hard for me.
フランス語を勉強するのは私には難しい。

What to do is up to you.
何をするかはあなた次第だ。

2)動詞の目的語として

I want to be a pilot.
僕はパイロットになりたい。

I want to go see a movie.
私は映画を見に行きたい。

3)自動詞の補語として(主格補語)

My hobby is to collect old coins.
私の趣味は古いコインを集めることです。

4)他動詞の補語として

We consider him to be honest.
(We conseder him honest. のほうが普通)
我々は彼が正直だと思っている。

5)前置詞の目的語として(例外的)

We are about to go to lunch.
昼食に出かけるところです。

 

2. 形容詞用法

英語では形容詞に限定用法と叙述用法があるように、不定詞の形容詞用法にも限定用法と叙述用法の2つの用法があります。 形容詞として名詞を後から形容し限定します。修飾される名詞は不定詞の意味上の主語や目的語になります。また叙述用法として、普通の形容詞と同じように自動詞の補語となります。

1)限定用法(名詞を後から修飾)

I have no one to help me.
私には助けてくれる人がいない。
名詞 oneは意味上の主語

I have an assignment to do today.
私には今日やらなければならない宿題がある。
名詞 assignment は意味上の目的語、意味上の主語はI

2)叙述用法(自動詞・他動詞の補語になる)

That answer appears to be wrong.
その答えはまちがっているように見える。
名詞answer は意味上の主語

He seems to be pleased with our offer.
彼は私達の申し出を喜んでいるようだ。
名詞(代名詞)He は意味上の主語

 

3. 副詞用法

副詞句として目的や理由を表したり、形容詞や副詞を限定したり、副詞から修飾されたりします。

He was surprised to hear that his son was arrested by the police.
彼は息子が警察に逮捕されたと聞いて驚いた。
to hear~が原因・理由を表している。

A small car is easy to park.
小さな車は駐車しやすい。
to park が形容詞easyの範囲を限定している。

To tell the truth, I don’t like him.
本当のことを言えば、彼のことは好きではない。
独立不定詞といわれ、文全体を修飾するが主文とは必然的なつながりはないので、不定詞がなくても文意に差はありません。

不定詞についてよく理解できましたか。英語の基礎は「わかりやすい英文法 15のルール」でしっかり学習しましょう。