Ing-form は進行形・形容詞・名詞用法・分詞構文の4つの働き

英文法では動詞に-Ing を付けた形で表されるもので、名詞用法として使われる時の品詞を動名詞と呼び、名詞用法以外で使われる時の品詞を現在分詞といいます。表にまとめると下のようになります。英文法の基礎を身につけるために、ここではIng-formに名詞(動名詞)、形容詞、副詞(分詞構文)、進行形の4つの役割があることをしっかり理解して下さい。

 

  用法 品詞
Ing-form 名詞用法 → 動名詞
進行形用法・形容詞用法・副詞用法(分詞構文)→ 現在分詞

 

1. 進行形用法(現在分詞)

be動詞+~ingで表される。

 

The sun is rising slowly over the mountain.
太陽が今ゆっくりと山の上に昇ろうとしている。

I have been studying English for years.
私は英語をこれまで数年間勉強している。

 

2. 形容詞用法(現在分詞)

形容詞としての5つの働き

 

(1) 前位の形容詞

Look at the hanging curtain.
あの掛かっている(窓に)カーテンを見て。

(2) 後位の形容詞

Look at the curtain hanging in the living room.
リビングルームに掛かっているカーテンを見て。

(3) 自動詞の補語 (主格補語S=C)

We kept standing for two hours.
私たちは2時間の間立ったままだった。

(4) 他動詞の補語 (目的格補語O=C)

Don’t leave the baby crying.
赤ちゃんを泣かせたままにしないで。

(5)名詞代用(the+形容詞)

It is the duty for the living to worship the dead.
亡くなった人を参拝するのは生きている人の義務です。

Dead and dying were lying around there after the battle.
戦いの後、死者と品詞の負傷者がそのあたりに横たわっていた。
(名詞と名詞を接続詞が結んでいる場合はtheはよく省略される。)

 

3. 名詞用法(動名詞)

動名詞は動詞の原形に-ing語尾をつけて作ります。名前からもわかるように名詞動詞の両方の機能をもっています。 現在分詞と同じように次のようなルールがあります。

動詞に直接に
go→going/teach→teaching など

黙字のeを取って
have→having/make→making など

-ieをyに変えて
die→dying/lie→lying など

強勢のある短母音+子音で終わる語は子音を重ねて
cut→cutting/put→putting など

 

1)動詞の性質

動名詞は動詞から派生している語です。簡単にいえば動詞出身の名詞ということで、動詞の役割を残したまま名詞として働きます。下に動名詞がもっている「動詞の性質」を挙げてみましょう。

  •  補語や目的語をとる
  •  副詞によって修飾される
  •  意味上の主語がある(意味上の主語がはっきり示されていない文では、主文の主語と一致する)
  •  時制を表す(時制がはっきり示されてない時は、主文の時制と一致する)

 

2)名詞の性質

動名詞は動詞の性質を持ちながらも「名詞」として働くことから名詞の6つの役割をもっています。名詞の役割は名詞のページで学習しましたが、復習も兼ねて次に示します。

 

主語になる

Sleeping well is necessary for the health.
よく眠ることは健康に必要だ。

自動詞の補語になる

My hobby is collecting stamps.
私の趣味は切手を集めることです。

動詞の補語になる

You cannot call watching TV on a sofa studying.
ソファでテレビを見ていることは勉強していることにならないよ。
※call A(名詞) B(名詞)=AをBとみなす

他動詞の目的語になる

He began collecting stamps.
彼は切手を集めはじめた。

前置詞の目的語になる

He is proud of being honest.
彼は正直であることを誇りにしている。

形容詞の目的語になる

I don’t feel like writing a letter in English today.
今日は英語で手紙を書く気にならない。
※この形容詞likeは前置詞と解釈することも可能です。

 

4. 副詞用法(分詞構文)

現在分詞、過去分詞の副詞用法を分詞構文といい、時・原因・理由・条件・譲歩・付帯状況などを表して主文を修飾します。過去分詞の場合は現在分詞のbeingが省略された形となっていると考えます(過去分詞のページを参照)。形容詞用法・名詞用法(動名詞)と同様に動詞としての役割を残しているので、意味上の主語や、動詞の種類によっては目的語、補語、副詞相当語と一緒になって句を形成します。これらの分詞句(分詞構文)に主語と接続詞を付けると時・理由・原因・条件などを表す副詞節となります。

 

1)分詞構文の作り方

詞節

When I opened the door, I felt something wrong.
ドアを開けたとき何かおかしいと感じた。

   ↓↓↓

副詞節を導く接続詞と副詞節の中の主語を取り除き、動詞の現在形に接尾辞-ingを付けて作ります。

副詞節を導く接続詞→When

副詞節中の主語→I

動詞の現在形→open→opening

   ↓↓↓

分詞構文

Opening the door, I felt something wrong.
ドアを開けたとき何かおかしいと感じた。

 

2)分詞構文の表す意味

時を表す分詞構文(~する時、するとすぐに)

Arriving at the station, he found that the train had already started.
駅に着いてみると、電車はすでに発車していた。
→(副詞節)When he arrived at the staition, he found that the train had already started.

 

原因・理由を表す分詞構文(~ので)

Not knowing what to say, I fell panicked.
何を言ったらいいのか分からないので、パニックに陥った。(副詞節に書き換え)
→(副詞節)As I did not know what to say, I fell panicked.

 

条件を表す分詞構文(~すれば)

Turning to the left, you will find the grocery store.
左に曲がれば、スーパーマーケットがあります。
→(副詞節)If you turn to the left, you will find the grocery store.

 

譲歩を表す分詞構文(~ではあるが)

Granting this to be true, we still cannot explain it.
これが事実であることは認めるが、それでも説明はできない。
→(副詞節)Though we grant this to be true, we still cannot explain it.

 

付帯状況を表す分詞構文(~しながら、~して、そして)

She stood by the window, smiling at her baby in her arms.
彼女は腕に抱えた赤ん坊に微笑みかけながら、窓辺に立っていた。
→(等位節)She stood by the window, and smiled at her baby in her arms.

 

独立分詞構文 ※分詞の意味上の主語が文の主語と異なる場合

普通は分詞構文の意味上の主語と主文の主語は一致しているので省略されますが、この分詞の意味上の主語と主文の主語が異なるものを独立分詞構文と言います。独立分詞構文には主語を明示する場合としない場合の2種類があります。一般の人々や文脈から明らかな時には明示しないことがあり、慣用表現に多く見ることができます。

主語を明示する場合(主文の主語=an open-air concert、分詞の意味上の主語=wheather)

There will be an open-air concert, wheather parmitting.
天候が許せば、野外コンサートがあるだろう。

主語を明示しない場合(主文の主語=the usage、分詞の意味上の主語=人々一般)

Strict speaking, this usage is not grammatical.
厳密に言えば、この用法は文法に合っていない。

Ing-form(動名詞、現在分詞)についてよく理解できましたか。英語の基礎は「わかりやすい英文法 15のルール」でしっかり学習しましょう。