関係詞
1. 関係詞とは

1. 関係詞は文と文をつなげる接続詞の働きがあります。

2. 接続詞の働きと代名詞の働きの両方をもっているものを「関係代名詞」、接続詞の働きと副詞の働きをもっているものを「関係副詞」と呼びます。関係代名詞の中で、所有格の代名詞(whoseなど)をその形容の働きから「関係形容詞」と呼ぶこともあります。

3. 関係代名詞節(関係代名詞とそれに続く文)も関係副詞節(関係副詞とそれに続く文)も文全体で1つの形容詞のように働きます。

4. 関係詞の直後にコンマ( , )がある時は補足的な説明となります。補足説明の関係詞節を叙述用法(非制限用法)、名詞を修飾する関係詞節を限定用法(制限用法)と呼びます。

まず形容詞、形容詞句、形容詞節が名詞とどのようにかかわっているのか考えてみましょう。形容詞の働きを日本語でみてみると、下のどちらの文の形容詞(形容詞相当語句)も前から後ろの名詞を修飾していることが分かります。日本語ではかなり長い形容詞句でも矢印のように名詞を前から修飾しても不自然ではありません。

彼女はベビーベッドで寝ている赤ちゃんに微笑みかけた。
(形)ベビーベッドで寝ている →(名)赤ちゃん

僕の弟は赤い帽子が大好きです。
(形)赤い →(名)帽子

英語での形容詞はどのように名詞を修飾しているのでしょうか。下記のように通常は英語でも日本語と同じように前から後ろの名詞を修飾します。形容部分が長くなる、つまり形容詞句や形容詞節になったりすると後ろから前の名詞を修飾するような位置におかれます。しかし文意としては前から名詞を修飾する形容詞+名詞と同じようにとらえて理解します。

彼女はベビーベッドで寝ている赤ちゃんに微笑みかけた。
(形)ベビーベッドで寝ている→(名)赤ちゃん
前から後ろの名詞を形容

She smiled at the baby who is sleeping in the crib.
(名)the baby ←(形)who is sleeping in the crib
後ろから前の名詞を形容

僕の弟は赤い帽子が大好きです。
形)赤い→(名)帽子
前から後ろの名詞を形容

 My younger brother loves his red cap.
(形)red→(名)cap
前から後ろの名詞を形容

コンピューターオタクの 弟が僕のパソコンを修理しました。
(形)コンピューターオタクの→(名)
弟 前から後ろの名詞を形容

 My brother who is a computer nerd fixed my PC
(名)My brother←(形)who is a computer nerd
後ろから前の名詞を形容

 
 

2. 関係代名詞の限定用法と叙述用法での意味の違い

以下の例文の意味の違いをみてみましょう。

1. He has a son which became a school teacher.(限定用法)

2. He has a son, which became a school teaher.(叙述用法)

1の文では「彼には医者になった息子が(1人)いる」ということを意味しています。言い換えれば医者にならなかった息子もいるかもしれないということを含意しています。一方、2の文は「彼には1人息子がいます。そしてその息子は医者になりました」という意味です。こちらは息子は1人しかいないことが明らかにされています。しかし娘についてはどちらも触れられてないのでいるかいないかは不明ということになります。このように関係代名詞の限定用法と叙述用法では背景の意味が異なってくることがありますので注意が必要です。