韓国週末旅行記

 

I. 突然の出発(金曜日)

1. 思い立ったのは木曜日

2005年1月14日から3泊4日の韓国の旅に行ってきた。木曜日に友達がHISのホームページで値下げされた韓国旅行のパッケージツアーを見つけたから。3泊4日といっても、実際には金曜日仕事が終わって出発し、機内で1泊し翌日到着。ホテルには2泊し、帰国は夜中の3時仁川空港を飛び立つので、帰りも機内泊となる。めちゃめちゃハードなスケジュールだが、料金は19800円というめちゃめちゃ安い。しかも免税店めぐりとビビンパの昼食、またはカジノと屋台めぐりという2つのオプションが無料で付いているのがうれしい。そのうえ、飛行機は羽田発着なので成田まで行かなくてもいいのも気が楽だ。正確な費用を書き出して見ると次のようになる。
 

パッケージ旅行代金 19,800円

韓国出入国税 2,900円

羽田空港施設使用料 2,040円

合計 24,740円

 
 
2. 金曜日にチケットを買う
 
HISは格安旅行がたくさんあるし、人気の旅行会社だが、不満があるとすれば支払いにHISの提携クレジットカード以外のクレジットカードは使えないことだ。格安チケットを買うときなんかはノースウエスト/シティバンクカードで支払えれば、航空チケット代金でもマイルが稼げるのに・・・。また航空会社もHISのグループ会社のスカイマークエアラインなので、飛行マイルもあきらめだ。まあ、これほど安い旅行なら仕方ないだろうな。

こうしてチケットを買った俺たちは仕事が終わると、簡単に荷造りして、羽田に向かった。いつもチケットもホテルも自分たちで手配してきたから、ツアーっていうのは逆にうっとおしい感じがした。チケット受け取りカウンターには「韓国ドラマ大好きおばさん」や「ブランド物買いあさりOL」のグループがうじゃうじゃと並んでいる。そこに一緒に並んで待っているのは正直いってつらいものがあった。俺たち3人はようやくチケットを手にし、手荷物検査を受け出発ゲートへ進んだ。まもなく出発の案内があると、機内へと進み、飛行機は離陸を開始した。
 
 
3. 韓国って・・・

韓国にはすぐ到着する。東京から九州に帰省するのにちょっと毛が生えた程度しかかからない。だいたい2時間くらいだろうか。韓国に着いて入国審査を受け、到着ゲートをでると韓国のHIS支店のガイドが出迎えてくれ、すぐにホテルへ案内された。しかし韓国の入国審査はいままでのアメリカ旅行でのものとくらべると「え?」と思うくらい簡単なもの。質問すら受けない。入国審査官はパスポートを機械で読み取り、パラパラとめくって見ると、ポンッとハンコを押しただけだった。

韓国に着いて、まず頭に浮かんだことは「にんにくのにおいがする。韓国って・・・」ということだった。ともかく俺たちは送迎バスの中でいろいろと説明をうけながらホテルへと案内された。時間にして約2時間・・・飛行機と同じだけの時間を今度はバスの中で過ごすはめになった。ようやくホテルについたころには既に午前4時を過ぎていた。無料だからとつけてもらったオプション―朝9時から免税店めぐりとビビンパの昼食―だが、ちょっと後悔しはじめていた。いまから寝てもそんなにたくさん寝られないじゃん!あ~あ眠い!しかしいまさら取り消しもできないので、覚悟して行くしかなかった・・・。
 
 

II. 一晩明けて・・・(土曜日)

1. 免税店めぐりとビビンパ!

景福宮の興禮門前で

景福宮の興禮門前で

道路の中心がパーキングエリア

道路の中心がパーキングエリア

無料のオプション「免税店めぐり」のはじまりはじまり!朝8時30分ころに起きてシャワーを浴び、ロビーに降りていった。9時ぎりぎりだったのに、まだ他の客は降りてきていない。あんなに遅くにホテルに到着したんだから当然だろう。みんな眠いに違いない!9時を過ぎるとようやく全員集まり、バスへと乗り込んだ。「う~、めちゃめちゃ寒い!」 九州出身の俺は東京だって寒いと感じるのに、韓国ときたら東京とくらべものにならないくらい寒い。まあすぐにバスに乗り込んだから助かったが、外を歩き回るのはつらいだろう。

そもそもブランド物なんかまったく興味はないけど、無料だからっていうんでつけてもらったオプションだから、あまり面白くはない。俺にしてはめずらしくお土産を買おうと思い、キムチ売り場に行ってみたが、あまりの値段の高さに引いてしまった。ただの「漬物」が1万4000円くらいするのにはびっくり。ぼったくりとは思わないが、立派な「かめ」に入っているから高いらしい。

でも俺にはそんな「かめ」は不要だ。結局ここでキムチを買うのはやめて、帰国までにどこか他のところで買うことにした。あ、そうそう韓国といえば、印鑑も有名らしい・・・。どこの免税店に行ってもかならずといっていいほどハンコを彫ってくれるブースがある。ほんの数分ででき上がるし、アクリル樹脂製のハンコなら800円くらいでできてしまう。それから昼食をとるためにレストラン(食堂)に行き、タダメシを食って、さらに免税店めぐりをし、午後2時過ぎにはロッテデパートで解散となった。なんか団体で行動するのは「修学旅行」のような感じだった。こんなのが安心という人もいるんだろう・・・。
 
 
2. 骨付きカルビ

アメリカ大使館と警察官

アメリカ大使館と警察官

汝矣島の高層ビル

汝矣島の高層ビル

韓国に行ったら絶対に骨付きカルビを食ってやると長年思ってきたが、ついに現実となる日が来た。東大門市場をぶらぶらとウインドウショッピングをして、夜は旅行ガイドで紹介されていた東大門にある焼肉屋に行くことにした。しかし探せども探せどもなかなかたどり着けない。しかもすっごい寒さ!「もうどこでもいいや」とあきらめかかっていたが、細い路地を入っていくと目当てのお店が見つかった。ほっとした俺たちは早々に店に飛び込むと、愛想のいいおばさんに座敷に通された。庶民的な雰囲気の店だったが、応対もよいし、味もいい。3人でめちゃくちゃ腹いっぱい食って120、000ウォンほど払って店をでた。言葉が通じないから注文には手間取った。英語も通じないし、日本語も通じない。でもメニューには日本語が書いてあったし、値段もちゃんと書いてあったから安心だったけど・・・。さすがに腹いっぱいになると眠くてたまらなくなり、その日は早めにホテルにもどりゆっくり寝ることにした。
 
 

III. 最終日(日曜日―月曜日)

週末旅行はすぐに最終日となった。夜にはもうソウルを発つ。その日はとりあえず友達がSWATCHショップに行きたいというので、その近くまで行って昼飯を食うことにした。韓国に来てたったの1日しかたっていないのに、なぜか日本食が食べたくなってきた。韓国についてからというもの、町中のあちこちで目にする「とんかつ」の看板が気になってしょうがなかった。看板にはわざわざ「日式」と書いてある店もあった。とにかく今韓国では日本のとんかつがはやっているらしい。適当に見た目に感じがよさそうなとんかつ屋に入り食べてみることにした。入った店は、若い人が多く、ファミレスのような感じの店だ。値段は500ウォン前後で日本よりも安いし、見た目にも日本も物と変わらない。ただ普通のたくあんに加えて、カクテキがついているくらいのもんだ。俺は他の二人を差し置いて、とんかつを一切れ、ソースをたっぷりつけて口に運んだ。「うっ、何か違う・・・」俺はとっさに「にんにく」を感じた。友達に「何かこのとんかつにんにくのにおいがすげぇよ」といい、衣をはがして見たりした。すると友達が、「にんにくのにおいはこのソースからしてるよ!」。そう、にんにくはとんかつソースにどっちゃりと混ざっていたのです。俺は心の中で「失敗したなぁ・・・」と思いながら、なるべくソースをつけずにそのとんかつを平らげた。

次に俺たちはKBSに行ってみることにした。大好きなヴァイオリニスト、チョン・キョンファさんのビデオテープを買うつもりだった。でもKBSのその部署は週末ということで休み。しょうがないので近くのスタバでお茶を飲み、南大門・明洞あたりでも行ってみることにした。そうそうスタバといえば韓国のスタバは日本とちょっとシステムが違う。マグで店内で飲む場合は問題ないけど、紙コップに入れられたら、紙コップ代金5ウォンを払う。店内で飲んで帰るときに紙コップを返せば、5ウォンが払い戻される。最初はなんだかよく分からなかった。またレシートの内容は英語で書かれているし、コーヒー用のミルクはアメリカ式にWhole Milk とか2%ミルクとか書いてある。

地下鉄で南大門に着いた時にはすっかり日が暮れていた。路地に入るとこうこうと屋台の明かりが灯っている。屋台からはおばさんが、怪しげな店からは若いおにいさんが俺たちに声をかけて呼び込もうとする。いちいち断るのもめんどうくさい。あまり俺たちには関係なさそうな見せばかりだったから、さっさと明洞に移動することにした。明洞は東京でいえば渋谷・表参道・原宿のような感じ・・・。適当に雑談しながらぶらぶらしていると、前を歩いていた人が日本語で話し掛けてきた。なんでも町田市に以前住んでたとか・・・。こんなふうに日本人にフレンドリーな人もけっこういる。駅でどの電車に乗ろうかと迷ってたときにも、日本語で話し掛けてきてくれた若い女の人もいた。

そうこうしているうちにホテルに戻る時間が近づいた。駅に向かう途中バーガーキングをめっけたので、どうしても食いたくなり、テイクアウトで歩き食い。そんなことしてたら時間がなくなってきた!9時までにホテルに戻らなければ!電車だとなんだかやばそうだったから、俺たちはタクシーでホテルに戻ることにした。タクシーの料金は結構やすかった。こうしてホテルに着いた俺たちはガイドとともにバスに乗り込み、また免税店につれていかれ、そこでウォンを使い切ることを勧められた。ツアーはこんなのがうっとおしい・・・。買い物が終わるといよいよ仁川空港へと向かい、夜中の3時のフライトで日本へと戻った。羽田に着いて一連の手続きが終わったらもう6時近かかった。超ハードなスケジュールの韓国ぶっ飛び旅行はこうして終わった。めでたしめでたし・・・。