ニューヨーク旅行記

 

I. 旅行の準備

1. きっかけ

New York

New York

2003年11月21日(金)から3泊5日という短い時間ではありますが、ニューヨークに行ってきました。なぜニューヨークに行ったかって?それはそれほどたいそうな理由がある訳ではありません・・・。

そもそも旅行に行こうと決めたのは9月の終わりごろだったでしょうか・・・。たしか9月の終わりに、会社の同僚がドイツ旅行に行ってきたのを聞いて、僕も「あ~あ、どこか行きて~な~」などと思ったのがきっかけだったと思います。

そんなことで、いきあたりばったり的旅行計画が浮上したのです。まず「なぜアメリカへ行ったのか」と聞かれれば、「サリンジャーの”The Catcher in the Rye”を研究しているので、その背景となっているニューヨークを実際にこの目で見てみたかった」と答えたいところですが、実は「航空券が安い」のが第一の理由なのです。

もちろん英語を勉強しているわけですから、旅行するならまず英語圏に行きたいのは事実なのですが。英語圏以外、ことにヨーロッパにも興味はありますが、アメリカ行きの最も安い航空券が3万円前後という時に、ヨーロッパ行きは最低でも5万円以上・・・結局アメリカということになったわけです。

次に「アメリカのどこに行くか」で悩んだのですが、約2年ほど前にボストンへ里帰りする友達に同行し、アメリカ東海岸を楽しんできたことがあったので、「今回は西海岸のほうがいいかな~。航空券も東海岸行きより安そうだし・・・」と短絡的に旅行地を「ロスアンゼルスへ行こ~」と友達を誘ったのです。

航空券が往復3万円前後と格安だったこともあり、友達も快諾、我らは、いざアメリカ西海岸へ・・・と旅立つはずだったのでした。そうこうして、カルフォルニアに住むアメリカ人の友達と連絡をとったりしているうちに、「西海岸旅行は車がなしでは移動が大変・・・」ということにが判明。そう、歩いてあちこちを見て回るわけにはいかないのです。

アメリカは日本のように鉄道は発達してない、車社会なのでした。とはいえ、レンタカーを借りるのもなぁ・・・自動車の運転はあまり好きじゃないし・・・。よし、これは旅行地を変更するっきゃない!ってことで、友達2人に相談、彼らはそれほど西海岸にこだわっていたわけではないので、車がなくてもOKの候補地から、とりあえずニューヨークへ行き先変更ってことになりました。

 

2. つぎなる試練

旅行先はニューヨークと無事意見がまとまり、私がいろいろと手配することになりました。まずツアーにするか航空券とホテルとを自分たちでアレンジするのかを検討しました。「ノースウエスト航空で行くニューヨーク」というツアーを見つけ、主催する旅行会社に直接申し込もうとしたのですが、このツアーがクレジットカード決済すれば、4%の割引になるということで、結局DCトラベルデスクを通じてこのツアーを申し込みました。

ツアーというのは企画した旅行会社はもちろんのこと、ほかの旅行会社からでも申し込むことができ、それぞれ旅行会社が独自のキャンペーンで割引したりしているのです。しかし数日後、残念なことに現地のホテルからトリプルの確約はできないという連絡があったと聞かされ、そのツアーを取りやめにすることになりました。

格安ツアーでは通常、実際に契約してしばらくするまで滞在するホテルと航空会社が判明しません。パンフレットに記載されてい同ランクのホテルにはトリプル出来るもの、出来ないものが混在しています。うまくこの中からトリプル可能なホテルに泊まれればラッキーですが、必ずトリプルの部屋に泊まれるかどうかは事前に確証がないわけです。

航空会社もニューヨーク直行便の場合はアメリカン航空、ユナイテッド航空、ノースウエスト航空、コンチネンタル航空、日本航空、全日空と6社を挙げていることが多いようですが、うまく自分の加入しているマイレージプログラムにマイルを加算できる航空会社になるかどうかも分かりません。そこで、航空会社やホテルが初めから決まっているツアーを選ぶか、オプションで航空会社やホテルを指定したりすることになりますが、そうすると当然それらは料金に反映してきます。せっかくの格安ツアーが格安でなくなってくるのです。私たちが選んだツアーは航空会社指定の割に料金は安かったので、とても気に入っていたのですが、どうしてもホテルだけが条件に合わず取りやめることになりました。これで、また振り出しにもどったわけです。

次の手段としては、全て自分たちで手配する以外にありませんでした。そこでインターネットでホテルを検索し、まずe-mailで設備等を問い合わせました。トリプルとはいえ、2台はシングルベッドでもう1台はロールアウェイベッドと呼ばれる簡易ベッドのこともあるので事前に確認したかったからです。同じホテルを予約するのでも、そのホテルが直接運営しているwebサイトからの予約、またはホテル業界が共同で運営しているwebサイトからの予約とでは料金がやや異なることも分かりました。そうしてホテルが直接運営しているwebサイトからが最も安いということで、そこからオンライン予約したのです。ちょっとした金額の違いなど気にならないという人は、もちろんそんな手間をかける必要はないでしょう。旅行会社にいってホテルと航空券を両方予約してしまえばいいことですから・・・。当然手数料をとられますが・・・。

このようにしてツアーから自由旅行へと予定を変更し、ホテルの予約は済んだわけですが、つぎは航空券を手配しなければいけません。格安航空券、これを決めるのも本当に考えに考え抜いてのことでした・・・。上でも触れましたが、格安航空券というのは、ほとんどの場合「航空会社未定」ということになってるものなのです。まぁ、たった一度海外旅行にいくのなら、どこの航空会社でもいいかなとも思うのですが・・・。しかし私の頭には「マイレージ」のことが浮かんでいました。私はずっと「マイレージってそんなにたまるのものなのかな~」という疑いを持っていました。というのも以前よく国内線には乗っていたのですが、マイルが貯まっていくと思いきや、同時に期限切れになって失効していくマイルがあるので、「いつまで経っても旅行に使えるほどのマイルなんて貯まんねぇじゃん!」と思ってたからです。

だから今回の旅行では「マイレージ」を上手に貯めることを考慮して、航空会社を選ぶことにしたのです。マイルを貯めたいなら、日本の航空会社はほとんどだめです!もちろん頻繁に海外旅行に行く人は日本の航空会社でもよいでしょうが、私は年に一度いくかいかないかという頻度・・・。そんな状況で上手にマイルを貯めたいなら「アメリカ系の航空会社」のマイレージプログラムを選ぶしかないという結論に達しました。ユナイテッドでもノースウエストでもいいからとにかくアメリカ系航空会社!実際には「航空券が安い、提携クレジットカードの会費が安いものがあるなど、様々な点から検討した上で、「これがいいっ!」と決めたのはノースウエスト航空のワールドパークスというマイレージプログラムでした。

クレジットカードも作ってしまえば、マイルが貯まりやすいってことで、NW提携のJCBカードにも入会しました。一般に航空会社提携カードというのは年会費が超~高いのです。平均1万5千円くらいでしょうか・・・。毎年そんな金払いたくないし・・・。そこで私が選んだのはJCBのテイクオフカードという年会費1500円ものです。このくらいの金額なら、マイレージ獲得のために入会するクレジットカードとしては手ごろでしょう。

このようにしてノースウエスト航空で一路アメリカへと旅することになってわけでありますが、いろいろ検討した甲斐があって旅行後のマイレージは、様々なキャンペーンのせいもありますが、早くも20000マイルを突破です。これは、日本から韓国・グアム・サイパン・フィリピン・セブ・中国などのアジアおよびミクロネシアへと飛べる無料航空券と交換できるマイル数です。たった1回のニューヨーク往復で、無料チケットがゲットできるマイル数に到達できるなんて「ノースウエスト万歳!(^。^)」です。

II. 直行便でJFKへ

1. 旅のはじまり

ノースウエスト航空

ノースウエスト航空

窓からの景色

窓からの景色

さぁ、いよいよ旅のはじまりです。出発日は2003年11月21日(金)で午後2:30成田発ですが、ちょっぴり早めに空港へ向かいました。「無駄な金を使わない」ためには、京成線で成田まで行かなくてはいけません。スカイライナーとか成田エキスプレスとか2000円とか3000円もする電車なんかには乗りたくないし・・・。京成線なら1000円だから・・・。

1時間と少しで成田空港第2ターミナルに着きました。出発時間までには結構余裕があったので、搭乗は第1ターミナルからですが、第2ターミナルで降りて「ぶらぶら」することにしました。第2ターミナルのほうが乗り入れしている航空会社が多く、売店なども多いので、まずここで時間をつぶすことにしたのです。売店をぶらぶらした後に展望デッキに行って飛行機見物しました。実際に僕らの乗る飛行機ではありませんでしたが、ノースウエストの「同型機」ということで写真を撮りました。

ノースウエスト機の旧塗装はけっこう派手で、赤がよく目立ちます。最近はコスト削減の理由からも、全体に銀色を基調とし、赤い塗装は尾翼のあたりだけに抑えた新しい塗装に切りかえているらしいですが・・・。

機内の様子

機内の様子

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機内食(朝食)

そろそろ搭乗時間が近づいてきたので、第1ターミナルに移動することにしました。もちろんターミナル間の移動は無料バスを利用します。チェック・インはすでに前日にWEB上で済ませていたので、必要な手続きは手荷物検査のみです。荷物もバックパックに下着上下2枚ずつ、そのほかMDプレーヤー、本1冊、地図、電子辞書を詰め込んだだけで、めちゃくちゃ軽いので、移動は本当に楽でした。前回ボストンに行ったときは、一応スーツケースなんか持っていってしまったので・・・・。

今考えてみると「なんて大げさないでたち!」だったかと思います。今回の旅行は「旅行者ですっ!」という格好をしたくなかったので、できるだけ軽装で行くことにしました。スカスカのバックパック1つで・・・。

こうしてNW機に乗り込みニューヨークへと向かったわけですが、席に着いてしばらくするとなにやら騒がしい声が・・・。どうも女子大生らしい3人グループがけたたましい声で大騒ぎのようです・・・。私たちの席は窓側から続き席で3席、彼女たちの席は真ん中の列。真ん中は1列4席なのですが、そのうち3席を彼女らが占め残りの1席に外国人が座っていました。あまりの彼女らのマナーの悪さにその外国人が気の毒になりました。

飛行機が水平飛行に移るとそのうち飲み物がでてきて、続いて食事となりました。機内食というのはあまりおいしくないとよく耳にしますが、写真(写真は朝食)のように見た目も決して悪くはなく、味もそれほどまずいものでもありません。以前のボストン旅行のときにはエアーカナダに乗りましたが、ここでの機内食も満足のいくものでした。

私の感想ですが、ノースウエストの機内食はそのエアーカナダの機内食よりはやや落ちるかなという感じはしたものの不満はありませんでした。NW018便は香港発で成田を経由してニューヨークに向かう便なので、乗客は中国人と日本人が大半を占めています。そのせいか食事は焼きそばやチャーハンなどと中華っぽいものも用意されていました。食事の後に入国に必要な税関申告書などの書類が配られるので機内であらかじめ記入しておいて、到着後入国審査を受けることになります。

他の航空会社のことはよく知りませんが、ノースウエスト航空の直行便では機内アナウンスも英語と日本語で行われます。また、税関申告書などの書類も日本語のフォームが準備されていますし、飲み物も緑茶などが準備されています。当然日本人の客室乗務員もいますので英語が不得意な人でも何も問題はないことでしょう。以前バンクーバー経由でボストンに行った時には、成田-バンクー

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入国審査へ

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JFK空港の案内板

バー間の機内アナウンスは英語、フランス語、日本語の3カ国語でしたが、その時に配られた税関申告書などは全て英語で書かれてたので、読むのがちょっとめんどうでした。さらにロンドンのヒースロー空港で、ボストン行の便に搭乗する乗客の一人がテロ未遂で逮捕されたことで私たちの乗る便がバンクーバーで6時間以上足止めされ、ローガン空港に着いた時は既に現地時間の午前1時を回ってしまったということもありました。このように海外旅行というものは、突然何が起こるかわかりませんが、今回のニューヨーク行きでは特に何の問題もなく飛行機は定刻よりやや早めにJFK空港に到着したのです。まずは一安心・・・・。

 

2. JFK空港からホテルへ

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無料バスで地下鉄へ

飛行機を降りるといよいよ入国審査です。アメリカ市民と外国人に分かれ、並んで順番を待ちます。入国審査官というのは、一様に笑顔がなく、ちょっと無愛想な感じがします。いよいよ私の番になり、いくつかの簡単な質問を受け無事入国を果たしました。

続いて友人2人も無事審査をパスし、我々3人はそろって到着ロビーへと向かいました。JFK空港はニューヨークを代表する国際空港ですが、建物自体はたいしたビルではなく、はっきり言って成田空港のほうがずっとにぎわっていると感じました。

ただ、通路などのスペースが日本よりも広いので閑散として見えるのかもしれません。私たちはまずここで情報収集することにしました。インフォメーションを探し無料の地図などを入手したり、どうやってホテルに行くかなどを決めたのです。 マンハッタンに向かうにあたってはバス・タクシー・地下鉄といくつかの方法があります。

写真の案内板のあたりには怪しげな人が、観光客に近づいていき、何やら交渉していました。私たちは余計な金を使いたくなかったし、なるべくそこで暮らしている人と同じようにしたいということから、無料バスでハワード・ビーチという駅まで行き、そこから地下鉄でマンハッタンまで行くことにしました。

メトロカード

メトロカード

その無料バスのエンジン音はすごい音で、今にも故障してしまうかのようでした。おまけにガタガタと大きくゆれるし、衝撃が直接骨に響いてくるような乗り心地のバスで、「よくこんなので動いているなぁ」という感じでした。日本でこのようなことに出くわせば、ただ不満しか口に出てきませんが、旅というのは何でも興味深く感じるもので、「これがアメリカなんだなぁ・・・」などと変に感動してしまうのです。

バスはやがて駅に到着しました。滞在中は何度か地下鉄に乗るだろうということで、初めから7日間乗り放題のメトロカードを買い、マンハッタンへ向かいました。そうこうしながらやがてペンシルバニアステーションに到着し、そこからエンパイヤステートビル近くの私たちの滞在するホテルまで歩きました。

そのホテルはよく格安ツアーのパンフレットなどにも載っている「ホテルウォルコット」というリーズナブルなホテルです。格安のホテルではトリプルでの手配は難しいことが多いのですが、事前にe-mailで確認した通り、シングルベッドがちゃんと3つ用意されていました。このホテルは税込みで一人一泊6000円と格安の部屋代にもかかわらず、とても満足のいくものでした。

ほとんど寝るためだけのホテルにはそんなによい設備は必要のないものですが、ここにはトレーニングルーム、コインランドリー、売店や無料の簡単な朝食などもあり、ニューヨークでリーズナブルなホテルに泊まりたいという人にはぜひおすすめしたいホテルです。

 

3. エンパイヤステートビルへ

 ホテルのオンライン予約にはVISAカードを使ったのですが、マイル獲得のため航空会社提携のクレジットカードでの支払いに変更したかったので、その旨をフロントに伝え、チェックインしました。
ホテルの部屋

ホテルの部屋

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展望台からみた夜景

英語を勉強しつづけているとはいえ、それほど英語に自身があるわけではないので、うまく通じるか不安でしたが、結果はなんの問題もありませんでした。旅行中、英語でのコミュニケーションがうまくいったのは、ここ数年つづけている英会話教室のおかげでしょうか・・・(笑)。

とにかく私たちは荷物をホテルに置いて、身軽な格好でその辺を探索に出かけました。もう東京が長いせいか、人ごみや都会には驚きませんが、ニューヨークは歩道の幅が広いこと、区画が碁盤の目のようにきちんと整理されていることなどが印象的でした。

ホテルからエンパイヤステートビルはものの5分で着くほどの距離ですが、空港でゆっくりしていたせいで、そこに着いた時にはもう夕刻になっていました。建物にはいるとすぐ、展望台へ登る人々が長い列作っていました。

一体何十分待つのかは見当もつきませんでしたが、とりあえず旅行初日で、まだ順番待ちに加わる元気もあったので、結局その列へと加わり、展望台にたどり着いたときには並んでから既に1時間以上時間が経っていました。

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大きな針とボタン

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公衆Internet?

並んでいる最中にも私たちのすぐ前に並んでいた、日本に旅行したことがあるという夫婦が、私たちに話し掛けてきたりと、つらい中にも楽しいこともありました。やっとのことでたどり着いたエンパイヤステートビルからの夜景は、いままで見たことがないほどすばらしく、感動的でした。写真撮影が得意ではないので、すばらしさをうまく伝えることができないのが非常に残念です。

展望台にはみやげ物屋などもあり、インターネットの端末も設置されています。この後エンパイヤステートビルをあとにした私たちは、有名なデパートMacy’sの前を通り、大きなボタンと針のオブジェがあるFashion Center business districtのInformation Kioskあたりをぶらぶらしました。そしてニューヨーク市立図書館横を通りホテルへと戻ることにしました。

私たちは歩き回ったおかげで、くたくたに疲れてしまい、途中にあるドラッグストアに寄り、お菓子と飲み物を買い、さらにホテルの向かいのブロックにあるSUBWAYでサンドイッチを買い込んでホテルに戻り、部屋で遅い食事をとりました。その後は疲れていたせいか、すぐに眠りにつきました。

III. セントラルパークから

1. セントラルパークとアッパーウエストサイド

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素敵なおばさん

第2日目は、まずセントラルパークに行って、そこからあちこちに足をのばすことにしました。地下鉄を乗り継ぎ59st station(Clombus Circle)で降りました。ここの駅はセントラルパークサウスの東角で、すぐそばにホテルプラザがあります。

このホテルプラザというのはいまさら説明の必要などないくらい、有名で歴史のあるホテルで、これまでたびたび映画などにも登場してきました。このコーナーから公園に入ると日本人らしき人が犬を連れて散歩しているのが目に入ってきました。

私たちが日本人であることがわかると、気さくに話しかけてくれ、ほんの10分かそこらの間でしたが、楽しい話をたくさん聞かせてくれました。お年が80歳を超えているとおっしゃっていましたが、どうみてもそんなふうには見えませんでした。

背筋もシャンと伸びているし(私たちよりも姿勢がよい)、口調もハキハキしているし、何よりも話が「年寄りくさくない」のです。あんなふうに年齢を重ねることができたらいいなぁと思いました。

セントラルパークで私が見たかったもの、それは”The Catcher in the Rye”に登場する「沼」、「アヒル」や「回転木馬」です。ことに作品後半クライマックスとでも言うべきところに登場する「回転木馬」は必ず見ておきたかったのです。登場する主要な場所はほとんど撮影し、それらはThe Catcher in the Ryeのページでにまとめました。

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マーケットにて

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ジュリアード音楽院

主人公ホールデンが言う「セントラルパークサウスに近い池とそこにいるアヒル」と「回転木馬」はお互い近くに位置しているので、それらを見物したあとはいったん公園を出ることにしました。

公園をアッパーウエスト方面に出てしばらく歩くとブロードウェイに出ます。ちょうどそこの歩道脇に露天があり、野菜や果物、自家製クッキー、アップルサイダーなどを売ってました。早速、クッキーとアップルサイダーを買い、3人で分け合い、立ったままでの朝食となりました。

そうしてその露店の向かいにあるリンカーンセンターを見物しました。このリンカーンセンターの敷地内にはジュリアード音楽院、メトロポリタンオペラハウス、ニューヨーク州立劇場、ニューヨークフィルハーモニックオーケストラの本拠地であるエブリーフィッシャーホール、アメリカンバレエスクール、アメリカンオペラセンターがあり、ニューヨークの芸術のメッカとなっています。

私たちは、再びセントラルパークの中へと戻り、芝生で覆われたSeep Meadowと呼ばれるところで写真をとりました。ここは暖かい季節には芝生に寝転がって、日焼けをしていたりする光景がテレビなどで紹介されるので、目にする機会が多いところでしょう。

その後、私たちはアッパーウエストサイドにあるアメリカ自然史博物館へ行きました。中に入ると、入館を待つ人々がたくさんいるのを見て、これを待っていては時間がもったいないと思い、入り口にある恐竜の化石だけでもと写真を撮り、次の目的地へと向かったのです。

 

2. まるで遠足?・・・半日で欲張り観光

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タイムズスクエア

次に足を運んだのはチェルシーという所です。ここはギャラリーや流行のショップがあったりと、ホットなエリアとしてよくテレビなどでも紹介されています。町並みもおしゃれな感じで、アーティストが好んで住むところだとも聞きます。日本でいうところの原宿みたいなものでしょうか。

特別に目当ての店が合ったわけではありませんでしたが、あてもなくただぶらついて、今度はタイムズスクエアへと向かいました。

友達のリクエストでスウォッチのショップに行ったのですが、その時横断歩道の真ん中にある島になにやら不思議な光景を目にしました。

どうやらパンツ一丁でギターを弾きながら歌っている人がいるようで、近づいてみるとパンツの後には”Naked Cowboy”と書いてありました。友達の話では、テレビでも紹介されていたくらいに有名で、ニューヨークの名物となっているらしいということでした。

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Naked Cowboy

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YoshinoyaのCOMBO

そろそろ腹がへったなぁと思っていたところに、ちょうど吉野屋がありました。牛丼な

んてどこで食べても同じでしょうが、なかなか外国にある吉野屋に行くチャンスはそんなに多いものではありません。そこで私たちは吉野屋で昼食をとることにしました。

私は定番の牛丼、友人らはテリヤキチキン丼とコンボをそれぞれ注文し、お互いにつつき合いました。チキン丼にはいっている野菜が、なにやらとろみがついていて不思議な食感でした。牛丼は日本で食べるのと何も変わるところはありません。

私たちは紅しょうがを付け合わせとして食べますが、そこにいた日本人以外の人達はカップに山盛りいっぱいの紅しょうがをむしゃむしゃと食べていたのにはちょっと驚かされました。

腹いっぱいになった私たちは吉野屋の数件となりにアイスクリーム屋を見つけました。好きなアイスクリーム、トッピングを選んで、それを目の前でヘラのようなもので、叩いたり伸ばしたりしてうまくミックスして、それをカップに入れてくれます。

アイスクリーム

アイスクリーム

かなりの量のアイスクリームでしたが、雰囲気にのまれてか、あっという間に食べてしまいました。続いてニューヨーク市立図書館、旭屋書店に立ち寄り、そして”The Catcher in the Rye”に登場するグランドセントラル駅へと向かいました。このころになるとかなり歩き疲れてきて、友人らも口数もすくなくなり、だんだん不機嫌になってきました。

私たちはさらに歩きつづけ、セントパトリック教会、ロックフェラーセンター、ラジオシティ、カーネギーホールをまわって、地下鉄に乗り今度はソーホーに向かいました。私たちが降りたかった駅には停車しなかったので、キャナルストリート駅まで行って歩いてソーホーへ引き返すことにしました。

そこはチャイナタウンのはずれあたりになりますが、ブランド品のまがい物を売っている店が多く、路上ですら売られていました。私たちは、そこからソーホーへ抜け、そのまま歩いてホテルの方角へ向かいました。道すがらニューヨーク大学、グレイス教会、ユニオンスクエア、ルーズベルト大統領生家を経て、あの映画スパイダーマンでみることができる、フラットアイアンビルを左手に見ながら、ホテルへ戻るべく歩きつづけました。

ホテルに着いたのは午後7時くらいだったでしょうか、私たちは当初一休みして、夜また出かけるつもりでいましたが、ついそのまま眠り込んでしまい、結局3人とも食事もとらずに翌朝まで眠りについたのでした。私たちはまるで子供のころに行った遠足のあとのように疲れていました・・・。

IV. 悲劇のグランドゼロへ

1. ブルックリンからグランドゼロへ

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Brooklyn Bridge

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Stock Exchange

時間が経つのは早いもので3日目となりました。ゆっくりと観光できるのはこの日が最後です。前日は早く寝たので、この日は朝6時頃には目が覚めてしまいました。

ロビーに下りて、コーヒーを片手に無料のマフィンをほおばります。どこにでもあるマフィンで別段珍しくもないのですが、ニューヨークという雰囲気に酔っているのか、おいしさは格別です。簡単な食事をすませ、この日はブルックリン橋からスタートです。地下鉄Brooklyn Bridge-City Hall駅で下車し、ブルックリン橋を渡りました。ニューヨーカーは本当にジョギング好きです。セントラルパークでもそうでしたが、多くの人が橋でジョギングしていました。アメリカには赤ちゃんのいる人もジョギングするために、ジョギング用のベビーカーのようなものまであります。それを押しながらひたすら走るのです。

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The bronze statue of a bull

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Trinity Church

ブルックリン橋を渡り終えた私たちは、Cadman Plaza Park あたりを歩き、住宅街を抜けました。Brooklyn Heights Promenadeという遊歩道に出りと、そこからはマンハッタンの高層ビル群を眺めることができました。

再び地下鉄でマンハッタンに戻り、その足でウォール街を探索、トリニティ教会の脇を通り、有名な雄牛のブロンズ像と一緒に写真をとり、次は「自由の女神」を見に行くことにしました。「自由の女神」のあるリバティ島まで行くにはフェリーに乗らなければいけません。大した金額ではないのですが、ここでも余計な金は使いたくなかったので、地元の人々が通勤に使う無料フェリーでスタテン島へ渡ることにしました。

このフェリーは自由の女神のすぐそばを通り過ぎるので船上から自由の女神をみることができます。テロ後はあの女神のクラウンにある展望台へは昇ることができなくなっていますから、船の上からみるだけで十分だと友人らと意見が一致、スタテン島行きフェリー乗船となったわけです。

船は約20分でスタテン島へ到着しましたが、私たちは下船することなくそのままマンハッタンへと引き返しました。これは余談ですが、船の中のトイレにはちょっとびっくりしました。アメリカのトイレ(大用)はドアのないところがあるのです。大体アメリカのトイレは日本とは違い、防犯上ドアの下方の隙間が広く開いています。ところがこのフェリーのトイレはドアというものがそもそもありませんでした。となりの便器との間に仕切りがあるだけです。

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The Statue of Liberty

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Ground Zero

一番奥のトイレに行こうとすれば、便座に座っている人の前を通り過ぎて行かなければいけません。実際に足が見えていたので誰かが用を足しているようでした。こんなところでは、とても用を足す度胸は私にはありません(笑)。何かで知ってはいたのですが、実際にこんなトイレを見たのは初めてでした。

 

マンハッタンに戻った私たちはいよいよ悲劇の舞台「グランドゼロ」に行くことにしました。ここは普通の観光地とは訪れる意味合いが異なります。決して楽しいなどということはないでしょう。私たちは真摯な気持ちで、また哀悼の念を抱きながらここを訪れました。跡地を囲むフェンスには多くの献花がありました。またビルの残骸である鉄骨を十字架としてそこに残しているのを見るといたたまれない気持ちになりました。人間とは悲しいもので、人々の死も商売に変えてしまいます。

そのグランドゼロの周辺では、何人もの東洋系の人がテロの写真集を売り歩いていたのを目にすると、悲しい気持ちになりました。あまりそこに長居をしたくなかったので、近くにあるセントポール教会で祈りを捧げ、本来の目的であるグランドゼロ近くのCentury21というアウトレットショップに行きました。

ここはファッションに興味がある人には面白いところです。ファッション関係だけでなく、生活用品やお菓子などの食料品もあります。私はそもそも海外旅行だといっても、それほど買い物をする性質ではないのですが、ここではチョコレートや小物を少し買いました。

買い物を済ませた私たちは、偶然すぐ近くにうどん屋を見つけました。「ニューヨークまで来てうどん食ってもなぁ」と思いながらも、インド系のアメリカ人の手によるうどんとはどんなものかと興味深々でした。私たちはそこで食事をとることにしました。寿司などの弁当も売られていたので、試しに寿司のパックを1つ買い、分け合って食べました。うどんも寿司もまあまあの味で、それほど悪いものではありませんでしたが、寿司の米はタイ米のような細長い米が混じっているものでした。「ま、こんなもんかなっ」という程度に満足した私たちは荷物を両手にぶら下げ、地下鉄でエンパイヤステートビルへと向かいました。

うどん屋さん

うどん屋さん

もう翌日はニューヨークを発つ日です。空港でチェックインすることもできますが、予めWEB上でチェックインしておけば、座席指定もそのときにできるので、3人並んでよりよい席を確保できますし、空港でのスムーズに搭乗できます。ホテルの部屋にもインターネット接続環境はありますが、残念なことに印刷の設備がありませんでした。エンパイヤステートビルの1FにあるKinko’sでオンラインチェックインしチケットを印刷することにしました。今では日本のKinko’sでも同じようになっていますが、クレジットカードをPCに備え付けの端末に差し込めば使えるようになっているのは、そのころの私たちには驚きでした。平日であればニューヨーク市立図書館に行けば無料でPCの使用と印刷ができます。

私たちは無事オンラインチェックインを済まし、荷物を置きにホテルに帰ることにしました。途中、友人らがお土産を買いたいということで、100円ショップならぬ99 cent shopやビデオショップ、続いてK-martやCVS Storeというドラッグストアで買い物をしました。

さんざん歩き回ってくたくただった私たちはホテルに戻り一休みすることにしました。しかしニューヨークを発つ前に、足を踏み入れてなかったグリニッチ・ヴィレッジに行くことにしました。グリニッチ・ヴィレッジはNYUがあるところとしても知られています。周辺を見物し終え、歩いてそのままチェルシー地区を通りホテルに戻ることにしました。翌日に備え帰り支度をしなければなりません。と言っても私の場合はバックパック1つなので大した準備も要りませんでしたが・・・。

V. 帰国

1. いよいよニューヨークをあとに・・・

マンハッタンの地図

マンハッタンの地図

あっという間のニュヨーク旅行、ついに日本に向けニューヨークを発つ日がやってきました。朝早くに目覚め、ロビーで軽食をとり、日本に帰る準備です。フロントでチェックアウトした私たちは地下鉄でJFK空港に向かいました。まずペンステーションに行き地下鉄を乗り継いでHaward Beach Stationに行き、そこから無料のバスで空港へと向かいました。つまり来た時と逆にたどっていったわけです。空港で慌てるのはろくなことがないので、ちょっと早めに行った私たちですが、ターミナル4で降りるべきところ、間違えてターミナル6で降りてしまったので、空港の駐車場内を歩いて引き返すことになりました。ターミナル6からターミナル4はすぐ目と鼻の先にある距離ですから大したことはないと思っていました。しかし、その目と鼻の先の目的地に通じる歩道がないのです。そこで、駐車場職員にどうやってターミナルに行けばいいか訪ねたところ、遠回りしていくしか手はないとのこと。私たちはてくてくと20分ほど歩いて、本来行くべきターミナル4に戻ったのです。

ロビーについてからは、マクドナルドで軽く食事をしたり、免税店をのぞいてみたりして時間をつぶし、ちょっと早めに出発ゲートに向かい早めにボディチェックを受けました。チェックインはWEB上で済ませていたので、空港で他の乗客が長蛇の列をつくり順番を待っている間に、私たちは悠々とと出発ゲートに進むことができたのです。オンラインチェックインなら座席も事前に指定できるので、希望の席をとりやすいし、いいことだらけです。余談ですが、PCを活用できる人はさまざまな面で可能性の幅が広がります。率先してそのようなシステムを活用するようにし、躊躇しないことが時代の波に乗り遅れないためにも大事です。

こうして自分たちの乗るNW017便の搭乗案内がはじまりました。私たちの便は現地時間11月24日の午後12時初です。帰りは時間を追い越してしまうので、東京に着くと25日の午後4時頃になります。行きは時間を得した感じですが、帰りは損した気分です。こうして無事私たちのNY旅行は終わりました。今回は時間がなかったので無理だったのですが、今度ニューヨークに行くときは合わせてボストンまで足を伸ばしてみたいと思います。ニューヨークのチャイナタウンから激安のボストン行きの高速バスが出ているので、是非それに乗ってみたいと思っています。また近いうちに行きたいですニューヨーク・・・。

 

ニューヨーク旅行の全道程

11月21日(金)

池袋 → 日暮里 → 成田空港第2ターミナル → 成田空港第1ターミナル → 免税店 → 手荷物検査・ボディチェック → NW018、15:10発にてNYへ → 同日13:30分頃JFK空港到着 → 無料バスでHoward Beach/JFK Airport Sta. へ → Penn Sta. → ホテル → エンパイアステートビル → Macy’s前 → Fashion Kiosk → ニューヨーク市立図書館前 → CVS Pharmacy → サブウェイ → ホテル

 

11月22日(土)

ホテル → 34St.-Herald Square → 59St. Sta. (Clombus Circle) → セントラルパーク → おばさんに出会う → The Pond → 回転木馬 → 市場 → ジュリアード → リンカーンセンター → セントラルパーク → Sheep Meadow → アメリカ自然史博物館 → 81St. Sta. → 23St. Sta. → チェルシー → 23St. Sta. → 42St.-Port Authority Bus Terminal → タイムズスクエア → Naked Cowboy → 吉野家 → アイスクリーム屋 → Swatch → 時計屋 → ニューヨーク市立図書館 → 路上パフォーマンス → 旭屋書店 → グランド・セントラル駅 → セント・パトリック教会 → ロックフェラーセンター → ラジオシティ → カーネギーホール → 57St. Sta. → Canal St. Sta. 4,5,6 → チャイナタウンのはずれ → ソーホー → ニューヨーク大学 → グレイス教会 → ユニオンスクエア → セオドア・ルーズベルトの生家 → フラットアイアンビル → メトロポリタン生命保険会社の時計台 → ホテル

 

11月23日(日)

ホテル → 33St. Sta.(4,5,6) → Brooklyn Bridge-City Hall Sta. → ブルックリン橋 → ブルックリン → Brooklyn Heights Promenade → Clark St. Sta. → Wall St. Sta. → ウォール街 → ニューヨーク証券取引所 → フェデラルホールナショナルメモリアル → トリニティ教会 → 雄牛のブロンズ像 → バッテリー・パーク → スタテン島行フェリー乗り場 → スタテン島 → スタテン島行フェリー乗り場 → South Ferry Sta. → Rector St. Sta. → グランドゼロ → セントポール教会 → センチュリー21 → うどん屋 → Brooklyn Bridge-City Hall Sta. → 33St. Sta.(4,5,6) → エンパイヤステートビルのKinko’s → ホテル → 99セントショップ → K-mart → Record Explosionでビデオを買う → エンパイヤステートビルのドラッグストア → CVS Pharmacy → ホテル → Penn Sta. → Christopher St.-Sheridan Sq → グリニッチ・ヴィレッジ → チェルシー → マクドナルド → エンパイヤステートビルのドラッグストア → CVS Pharmacy → ホテル

 

11月24日(月)

ホテル → Penn Sta. → Howard Beach/JFK Airport Sta. → バスでJFK空港ターミナル6 → 歩いてターミナル4へ → マクドナルドで朝食 → 免税店 → NW017、12:00発にて東京へ

 

11月25日(火)

日付変更線を越え25日午後4時過ぎ東京着 → 池袋へ → 解散